前線と熱帯低気圧による大雨に警戒しましょう！

○ポイント
・北日本から西日本では3日は大気の状態が非常に不安定となり、特に関東甲信地方（茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京地方）では3日夕方から夜のはじめ頃にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある。
・日本の南の熱帯低気圧は、今後24時間以内に台風に発達し、3日から4日にかけては南西諸島から西日本、5日には東日本にかなり接近するおそれがある。
・南西諸島から西日本、東日本にかけては3日から5日にかけて大雨となり、強い風が吹いてうねりを伴って波が高くなるところがある。
・北日本から西日本にかけては、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒。
・台風の接近に伴って、南西諸島から西日本、東日本では土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒。
・今後の防災気象情報に留意。

〇概況
北海道付近の低気圧からのびる前線が4日にかけて本州を南下、低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、北日本から西日本では3日は大気の状態が非常に不安定となります。
また、日本の南に熱帯低気圧があって北北西に進んでいる。熱帯低気圧は今後24時間以内に台風に発達して、3日から4日にかけては南西諸島から西日本、5日には東日本にかなり接近するおそれがあります。

〇大雨
北日本から西日本では、3日は雷を伴って非常に激しい雨が降って大雨となるおそれがあります。東北地方では降り始めからの雨量が200ミリを超えて土砂災害の危険度が高くなっているところがあります。
また、台風の接近に伴い、南西諸島から西日本、東日本にかけては、3日から5日にかけて大雨に注意・警戒してください。

〇強風・高波
西日本や南西諸島では3日から5日にかけて、東日本から北日本では5日には強い風が吹き、うねりを伴って波が高くなるところがあります。

〇警戒事項
北日本から西日本にかけては、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
台風の接近に伴って、南西諸島から西日本、東日本では土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
今後の防災気象情報に留意してください。

増水した河川や水路、土砂崩壊が起こるおそれがある場所に行くことは危険ですので避けてください。
大雨が収まった後の施設の見回りも、増水した水路その他の危険な場所には近づかず、転落や滑落しないよう、足下や施設周辺の安全に十分に注意し行いましょう。

〇事前の備え等
豪雨や台風等の風水害に備えるための情報を、関連情報「豪雨や台風への備え（農水省HP）」に掲載しています。
これらの情報も参考に、農業用施設の点検や機械の避難等を行い、事前の備えに万全を期していただくようお願いします。