井関農機株式会社

べんモリ直播の作業手順

見ればわかる!べんがらモリブデン直播栽培の流れ

聞いたことはあるけれど、どうすればいいかかわからない…。今よりもっと大変になるかもしれない。
そんな不安で、実装を諦めていませんか?
各作業の詳細は、ヰセキ担当者へご相談ください。

圃場準備

前年秋~春耕起までに完了しておきます。

圃場準備
深耕作業例/スガノ農機(株):スタブルカルチ

直播向き圃場の選択

  • 入排水がしっかりしている
  • 雑草が少ない

土づくり・圃場整備

  • 移植栽培と同様の土づくり
  • 畦塗をして漏水防止に努める
提案非選択性除草剤による
耕起前除草で雑草退治
雑草生育期間中の非選択性除草剤散布/JKBシリーズ
提案レーザーレベラを使って
高精度な圃場均平
けん引式レーザーレベラ/スガノ農機(株)

種子準備・代かき

播種作業の1ヵ月~前日までに完了します。土質を考慮し播種作業の前日~3日前までに完了します。

種子準備

●べんがらモリブデン種子は、種子の浸種程度で2パターンあり、圃場条件等を考慮し選択します。

  • 早く芽を出したい場合…
    ①はと胸種子を使った体系
  • 種子を大量に作り保存したい場合…
    ②活性種子を使った体系

●種子消毒は温湯もしく薬剤により確実に実施しておきます。

●コーティングにはべんモリ資材「籾化粧」を使います。購入はヰセキか担当者までご相談ください。

種子準備
べんモリ資材「籾化粧」

代かきハローを使って均平に仕上げる


  • 過度な代かきはせず2回程度で仕上げます。
  • 代かきハローを使い高精度に仕上げます。
  • 代の仕上げ具合は、播種時に長靴で圃場に入り足跡が残る程度の硬めに仕上げます。
提案ヰセキアグリサポート リードアイで高効率代かき!
GPS位置情報を利用した高精度作業経路誘導で無駄のない代かきを実現します/リードアイ

播種・施肥・除草剤散布

播種作業は日平均気温が安定する4月下旬以降が適しています。

※高冷地の播種適期は5月上旬以降です。

播種作業

播種後圃場の様子。種子が確実に覆土さ
れるよう機械を調整します。
理想的な播種作業時の圃場様子
  • 播種作業は、ひたひた水状態で行います。
  • 播種深度は、土中5~10mmです。
  • 表面播種は、鳥害を助長するので行いません。
施肥・除草体系
  • 必ず直播用の資材を使用しましょう

水管理・除草剤散布

苗立ちの確保

発芽苗立ちを確保する初期の水管理

入水時期の圃場の様子 滞水部ができて落水できない場合は、土が落ち着く播種後2日以降に水田溝切機を使い明渠を施工します。
はと胸種子を使った場合
活性化種子を使った場合

水管理・防除

適切な生育量確保と登熟

過剰分けつを抑える水管理

  • 直播の稲は分けつ力が強く、過剰分けつになりやすいので、 水管理に注意します。
  • 目標穂数を400本/m²程度とします(コシヒカリの場合)。穂数型品種の場合は450本/m²程度まで穂数を確保しましょう。
過剰分けつを抑える水管理

病害虫防除と追肥

  • 病害虫防除は、移植水稲同様に地域の基準に従い徹底します。
  • 幼穂形成期に葉色が低下した場合は、移植水稲と同じように追肥で生育調整を行います。
    ※基肥一発施肥体系であっても、肥料切れで葉色が低下した場合は追肥が必要です。

適期収穫

収穫適期の見極め

収穫適期の見極め

  • 穂の青籾率が10~15%でコンバイン収穫適期となります。
  • 直播は同時期に移植した稲より1週間程度登熟が遅れます。

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