【農業保険】【畜産経営者の皆様へ】家畜の呼吸器病を抑えましょう！

　例年、気温が低くなると、家畜の肺炎（呼吸器病）のリスクが高まります。
　特に子牛においては、病傷事故の約４割を呼吸器病が占めており、発見が遅れると、重症化して死に至ることがあります。
　呼吸器病は以下のような飼養管理による予防の他、ワクチン接種等による予防効果も期待できますので、かかりつけの獣医師にご相談の上、必要な対策に積極的に取り組んでいただくようお願いします。

■飼養管理による予防
＜清潔な環境＞
　・保温や換気を小まめに行い、子牛に快適な温度を保つ
　・乾燥した敷料を小まめに交換して入れる
　・牛舎を明るくして汚れを見つけやすくする
　・１頭当たりの面積を十分に確保する
＜子牛の管理＞
　・十分な栄養を与える
　・保温ランプ等により子牛を寒さから守る
＜導入牛の管理＞
　・導入後２週間程度は隔離飼養する
　・カーフハッチ等により他の牛との接触を減らす

　また、万が一被害を受けた場合のリスクにも備えて、家畜共済に加入しましょう。
　家畜共済はいつでも加入することができます。詳しくは、お近くの農業共済組合等にご相談ください。