新たな「全国森林計画」が閣議決定されました

　全国森林計画は、農林水産大臣が森林法（昭和26年法律第249号）第4条の規定に基づき、森林・林業基本計画に即して、5年ごとに15年を1期としてたてる計画で、都道府県知事がたてる地域森林計画等の指針として、森林の整備及び保全の目標、伐採立木材積や造林面積等の計画量、施業の基準等を示すものです。
　新たな「全国森林計画」では、森林・林業基本計画に即し、「全国森林計画」を変更をした令和3年6月以降に生じた情勢の変化や新たな施策の導入を踏まえ、以下の内容について記述を追加、充実しています。
　・盛土等の安全対策の適切な実施
　・木材合法性確認の取組強化
　・花粉発生源対策の加速化
　・林業労働力の確保の促進
　・高度な森林資源情報の整備・活用
　また、広域的な流域（44流域）ごとに定めている(ア)森林整備及び保全の目標、(イ)伐採立木材積、(ウ)造林面積等の計画量について、森林・林業基本計画（令和3年6月閣議決定）に示されている目標等の考え方と最新の森林資源の現況を踏まえ、新たな計画期間に応じた計画量を算定しました。
　なお、全国森林計画の策定にあたり、計画案について、以下のとおり、意見・情報の収集(パブリックコメント)を行いました。ご意見を提出いただきました皆様には、ご協力ありがとうございました。
（１）意見・情報募集期間：令和5年8月4日(金)～8月23日(水)の20日間
（２）告知方法：電子政府の総合窓口(e-Gov)及び農林水産省ウェブサイトへの掲載等により実施
（３）意見・情報提出方法：インターネット、郵送、ファクシミリのいずれか
　提出いただいた意見の件数・概要などについて、以下のリンク先に公表しています。