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2023年04月28日

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漁業産出額(令和3年)を公表しました

漁業産出額(令和3年)を公表しました
漁業産出額(令和3年)を公表しました
漁業産出額(令和3年)を公表しました
令和3年漁業産出額を公表しましたので概要を紹介します。

令和3年の漁業産出額は1兆3,791億円となり、前年に比べ613億円(4.7%)増加しました。
令和2年は、新型コロナウイルス感染症拡大による外食需要の減少の影響等から全般的に安値基調でしたが、令和3年はほたてがいを中心に価格が回復したこと等により前年を上回りました。

1.海面漁業
海面漁業の産出額は8,067億円となり、前年に比べ346億円(4.5%)増加しました。
これは、ほたてがいにおいて、輸出需要の増加と外食需要の回復により、価格安となった前年に比べ価格が上昇したこと等によるものと考えられます。

2.海面養殖業
海面養殖業の産出額は4,515億円となり、前年に比べ158億円(3.6%)増加しました。
これは、のり類において、少雨等の天候不順による収穫量の減少及び品質低下による影響を受けたものの、はまちなどのぶり類、まだい、ほたてがい等において、輸出需要の増加と外食需要の回復により、価格安となった前年に比べ価格が上昇したこと等によるものと考えられます。

3.内水面養殖業
内水面養殖業の産出額は1,056億円となり、前年に比べ121億円(13.0%)増加しました。
これは、シラスウナギの採捕が好調で、製品価格が下押しされたことの影響を受けたものの、前年に比べうなぎの収穫量が増加したこと等によるものと考えられます。

4.生産漁業所得
生産漁業所得は6,882億円となり、前年に比べ486億円(7.6%)増加しました。
これは、ほたてがいの産出額が増加したこと等によるものと考えられます。

5.都道府県別海面漁業・養殖業産出額
海面漁業・養殖業産出額の上位5都道府県は、次のとおりです。(カッコ内の数値は対前年増減率)

1位 北海道
  2,569億円(27.1%増加)
2位 長崎県
  936億円( 4.9%増加)
3位 愛媛県
  850億円(12.9%増加)
4位 鹿児島県
658億円( 1.9%増加)
5位 宮城県
655億円( 9.0%減少)

この調査は、各地域における漁業生産活動の実態を金額で評価することにより明らかにし、水産行政の企画やその実行のフォローアップに資する資料を整備することを目的に実施しています。
さらに詳しい内容は、以下「参考URL」からご覧ください。

情報元: 農林水産省

この記事は、農林水産省政策情報API を利用して取得した情報をもとに作成していますが
サービスの内容は農林水産省によって保証されたものではありません。

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