「再造林対策の推進に向けた現場での取組事例」を公表しました

　主伐面積に対する造林面積の割合は近年約３～４割で推移しており、主伐後の再造林の促進は喫緊の課題です。
　林野庁でも一貫作業システムなど低コスト造林技術の実証を支援していますが、各地独自の取組のヨコ展開も重要です。各地の現場で実践されている低コスト造林技術や、再造林推進に向けた取組の事例を紹介する「再造林対策の推進に向けた現場での取組事例」を公表しました。「取組事例」を以下の項目毎に分類し、順に紹介しています。
（１）低コスト造林技術
　①伐採・造林事業者が協力して行う一貫作業システム
　②低密度植栽
　③エリートツリー等を活用した下刈り回数の削減
　④苗木運搬、下刈り作業の機械化
（２）再造林推進に向けた取組
　①造林作業の担い手確保に向けた勤務環境などの改善
　②森林所有者の負担を低減するための造林基金の創設
　③申請や検査を省力化するドローンを活用した施行地管理
　④造林に不可欠な種苗生産の効率化
　新たな取組への一助となれば幸いです。