コンバイン事故に注意！（７月に発生した農作業死傷事故と９月のワンポイント）

<７月に発生した農作業死傷事故：29件>
農業機械作業に係る死傷事故：15件
　うち　乗用型トラクター　 6件　ほか
　
その他の死傷事故 ：14件
　うち　熱中症　8件　ほか

○７月は13件の死亡事故を含む29件の死傷事故が報告されました。

○報告された事故のうち熱中症によるものが８件（うち死亡事故２件）と最多の事故要因でした。

○軽度の症状でも、体を冷やして回復しない場合は医療機関の受診が必要です。今回の事故報告では、ほ場で倒れたケースでは、運良く通行人に発見されたものを除き死亡した状態で発見されています。

＜９月のワンポイント＞
○９月は例年、コンバインによる事故が多く発生しています。

○コンバインは運転席からの死角が多く、少しの段差でも傾き易いという特徴があります。狭い場所では降車して路肩を確認するなど慎重に作業しましょう。また、組作業では補助者を機械に近づけさせない、後進はホーンを鳴らしてから行うなど、必ず作業前にルールを確認しましょう。

○また、毎年、チェーン等に巻き込まれて指や腕を切断する事故が報告されています。収穫期間が限られ、日暮れも早くなるため、どうしても焦りがちとなります。ワラ等が詰まったらエンジンを停止する、手こぎ作業では手袋を外すなど、最も早く作業を終わらせる方法ではなく、最も安全に作業を行う方法を選択しましょう