「直播」とは文字通り「種籾を直接圃場に播く」栽培技術です。
育苗の工程がないため、通常の移植栽培と比べて作業の省力化が期待できます。
その導入効果から下記のようなメリットが評価されています。
近年は行政も直播栽培の導入に対する支援を打ち出しています。
だからと言って、それまでの移植栽培をやめて直播栽培にすべて切り替えるというのは現実的ではありません。
直播栽培は、それに適した圃場、品種の選択や水管理など、従来とは異なる栽培知識や栽培技術が求められるからです。
また、苗立ちや収量減、新しい品種を導入することによるコンタミ(品種の混合)などのリスクもあります。
こうした直播の特性を理解したうえで私たちが提案したいのは、移植栽培と直播栽培を組み合わせた考え方です。
ここではいくつかの経営形態に応じたシミュレーションを見てみましょう。