お知らせ

製品情報 2025年12月11日

2026年度上期新商品を発表しました

下記8品目18型式の新商品を発表いたします。

  1. コンバイン(6条刈・7条刈) HJ6135、7135 2型式
  2. コンバイン 直進アシスト仕様(4条刈・5条刈)FM468Z FM475Z FM575Z 3型式
  3. コンバイン(2条刈・3条刈)FK214 FK217、220、320 FK223、323 6型式
  4. 一輪管理機 KSX303、453、653 3型式
  5. 全自動野菜移植機(スイートコーン、キャベツ兼用機) PVZ100 1型式
  6. 乗用全自動野菜移植機 PVDR200 1型式
  7. 乗用モーア SXG216 1型式
  8. 欧州向け乗用モーア SXG216-7
    欧州向け乗用モーア SXGE2-7 

(参考)乗用管理機JKZ23CY用防除機オプション
・マップ連動可変防除
・オートスライドブーム

コンバイン(6条刈・7条刈) HJ6135、7135

当社はこのたび、プロ農家向け大型コンバインHJシリーズに基本性能や居住性を高めた新型機を発売いたします。

1.開発のねらい

ヰセキのフラッグシップコンバイン「HJシリーズ」は、JAPANコンセプト「高精度・高能率・高耐久」を追求し、大規模生産者様から高い評価をいただいています。今回のモデルチェンジでは軽労化と使いやすさ、生産性の向上を図り、担い手農家の皆様にさらに貢献できるコンバインとなっています。
1995年の「フロンティア ジャパンシリーズ」発表以来、30年にわたりJAPANコンセプトを追求してきた集大成として、当社が自信をもってお届けする最強を思想にしたコンバインです。

2.発売型式

HJ6135 (137.7PS)
HJ7135 (137.7PS)

3.主な特長

1)居住性の向上

(1)静音性
静音性の高い新設計キャビンを搭載しました。5つのゴムマウントでキャビンのマウント化を行い、従来機より振動を軽減させています。また、作業時の騒音を従来機7dB(A)低減させており、長時間作業時の騒音による疲労を大幅に軽減できます。

(2)保温冷庫
キャビン内左後方に保温冷庫を装備しました。庫内にエアコンの吹き出し口を取り付けており、エアコンからの吹き出しによりペットボトル飲料の保冷や保温が可能です。

(3)オートエアコン&Bluetooth接続機能付きラジオ
オート機能付きエアコンで季節に関わらず快適な作業ができ、Bluetooth接続により好きな音楽をかけながら作業ができます

2)生産性の向上

(1)ハイパワーエンジン搭載
水冷4気筒137.7馬力ディーゼルエンジンを搭載。さらに、メンテナンスフリーのプレクリーナ採用により、力強く安定した作業が行なえます。

(2)作業効率アップ
最大作業速は2.1m/sを実現し、現行機に比べ作業効率がアップしています。また、燃料タンクを145Lへ拡大し、1日の連続作業時間を延長することで生産性を向上させました。

(3)直進アシスト仕様(Z型)
直進作業時に自動操舵を行う直進アシスト機構を搭載。作業精度を向上させ、オペレータの疲労の軽減や作業の状態を確認する余裕が生まれます。

(4)湿材制御(S型)
湿材制御を入れると、収穫した籾の水分値と籾重量を計測しながらロスを低減するよう自動で車速制御を行うことできます。稲わらに夜露等が付着した状態で収穫作業しなければならない時でも、ロスを抑えた作業が可能ですので、収穫作業時間の拡大が期待できます。
(農業機械技術クラスター事業において、農業・食品産業技術総合研究機構、宮崎大学、岩手県農業研究センター、JATAFFと共同研究)

3)安心安全メンテナンスの向上

(1)グレンタンクワイド点検口
グレンタンク側板が工具レスで簡単に開閉ができ、作業後の清掃性やメンテナンス性が大幅に向上しました。

(2)引き起こし脱着
左右以外の内側の引き起こし部が簡単に脱着可能となり詰まり時やメンテナンスの際に便利です。

(3)手こぎ安全装置
新しい両手操作方式の安全装置を採用いたしました。補助者は脱穀に巻き込まれないようになっているため安心して手こぎ作業を行えます。

(4)離席検知スイッチ
オペレーターが操作席から離れると、自動で刈取・脱穀が停止しますので、万が一の巻き込みなどの心配がありません。

4)NEWデザイン
「JAPAN」ロゴを一新し、特別な存在感と力強さを表現しています。さらに、外観は新しいカラーリングを採用することで、JAPANコンセプトに沿った「常に先を行くスマート農業」に相応しいデザインとしています。

4.発売時期

2026年12月

5.希望小売価格(消費税込)

HJ7135  25,157,000円~26,070,000円
HJ6135  23,419,000円~24,827,000円

HJ6135ZCALWZ

コンバイン 直進アシスト仕様(4条刈・5条刈)FM468Z FM475Z FM575Z

当社はこのたび、4条、5条コンバインFMシリーズに直進アシスト機構を搭載した新型機を発売いたします。                                                                

1.開発のねらい

近年、直進アシスト機能付きのトラクタや田植機等の認知が高まり、農業機械の自動操舵を求める機運が高まって来ております。当社は今回、ご好評頂いております直進アシストシステム「オペレスタ」をコンバインにも搭載し、作業性の向上を図りました。刈取作業に直進アシストがプラスされることにより、疲労の軽減や作業の状態を確認する余裕が生まれます。

2.発売型式

FM468-Z型(68.0PS)
FM475-Z型(74.8PS)
FM575-Z型(74.8PS)

3.主な特長

1)3つの選べる直進アシストモード

 直進作業はデファレンシャルGPS機能で、GNSSの測位情報を活用し、刈り取り作業の大半を占める直進作業で、軽労化が図れます。
また、直進アシストは作業に応じて3つのモードが選択できます。

(1)条・横モード
圃場を四角形に反時計周りに刈取る場合は条・横モードにて、条方向・横方向の刈取りをそれぞれ取得した基準線の延長線上で直進アシストします。

(2)往復モード
条方向のみの往復作業をする際に、事前に取得した基準線に平行になるように条方向の直進をアシストします。中割作業等にも便利です。

(3)一方向モード
倒伏条件下などで行う、一方向刈りや後進時の直進作業をアシストします。往復モードと同様に基準線を取得し、一方向刈時の操舵をアシストします。また、後進時も基準線に平行になるように操舵をアシストします。

2)AB点自動登録

直進アシスト作業に必要なAB点(基準線)の取得は、作業中に機械が自動で取得しますので、オペレーターはいつも通りの作業でAB点を取得することができます。

3)基準線補正

 アシスト「入」時、走行経路を左右に調整したい時にパワステを操作すると、一時的に直進アシストが“切” になり、走行経路の調節後、パワステを中立にすると、基準線が補正され、自動で直進アシストを再開します。

4)ボイスアナ&アラーム

 AB点の取得状況や直進アシスト作業の開始等の作業状態をお知らせするボイスアナ&アラームを装備しております。直進アシストを自動開始したときなどに音声とアラーム音で案内するので安心です。

5)緊急回避機構(手動操作優先)

 とっさの場合は手動操作が優先されますので、障害物等があった場合も安心です。直進アシスト機能使用中、緊急回避が必要なときパワステを手動操作すると、直進アシスト「切」となり手動運転に切り替わります。

4.発売時期

 2026年11月

5.商品情報
下記URLよりご覧ください。
https://products.iseki.co.jp/combine/fmz/

6.希望小売価格(消費税込)

FM575-Z型   16,607,800~16,992,800円
FM475-Z型   15,240,500~15,625,500円
FM468-Z型   14,103,100~14,488,100円

FM575GZCAPLWZ

コンバイン(2条刈・3条刈)FK214 FK217、220、320 FK223、323

当社はこのたび、使いやすさと安全性を向上させた2条刈り、3条刈り小型コンバインFKリーズを発売いたします。

1.開発のねらい

農業従事者の高齢化や農地の集約化に伴い離農が進んでおり、2・3条刈りクラスの小型コンバインの需要は減少しています。しかしながら、中山間地域などの狭小な区画では、依然として小型コンバインが必要とされており、また高齢化の進行により、軽量で操作が容易な機種へのニーズも根強く存在しています。
今回こうした状況を踏まえ、当社では安全性・作業性・快適性・メンテナンス性を一層高めた新モデルを投入します。

2.発売型式

FK214(2条刈り 14.0PS)     FK320(3条刈り 19.6PS)
FK217(2条刈り 16.9PS)     FK323(3条刈り 23.0PS)
FK220(2条刈り 19.6PS)     FK223(2条刈り 23.0PS)

3.主な特長

1)かんたん操作

(1)多機能シフトレバー(FK214除く)
主変速レバーには刈取部昇降スイッチが配置されており、レバーから手を離さずに刈取部上下の操作が行えます。

(2)刈取オートセット・リフト
刈取部の高さを設定位置まで上昇・下降をワンタッチで行うことができます。刈始めや刈終わりに便利です。

2)快適装備

(1)調節式シート&チルトハンドル(X型)
オペレーターの体格に合わせてシート位置やハンドル角度を調整でき、快適な姿勢で作業ができます。

(2)ダストカバー標準装備(FK223、323)
細かいチリやホコリからオペレーターを守ります。

3)安全・メンテナンス

(1)手こぎ安全装置(両手操作方式)
手こぎガイドと手こぎ操作スイッチを同時に操作している時だけフィードチェンが駆動し、手こぎ作業を安全に行える機能です。

(2)アシストバー&補助ステップ(FK214除く)
運転席への乗り降りがよりスムーズにでき、安心感をアップします。

(3)個別キー
盗難防止のために、1台ごとに異なるキーを採用しています。

4.発売時期

2026年1月

5.希望小売価格(消費税込)

FK214  2,684,000円~3,080,000円
FK217  3,597,000円~3,971,000円
FK220  4,048,000円~4,345,000円
FK223  4,796,000円~4,851,000円
FK320  4,422,000円~4,686,000円
FK323  5,247,000円~5,346,000円

FK217GXW

一輪管理機 KSX303、453、653

当社はこのたび、プロ農家向け一輪管理機に操作性や安全性を向上させた新型機KSX3シリーズを発売いたします。

1.開発のねらい

一輪管理機はコンパクトで扱いやすい特長を活かして、主に野菜農家のうね間での中耕培土や、土揚げ作業に使用されています。今回、従来機にさらなるレバーの使いやすさや、緊急時の安全性向上などの改良を加えた新モデルを投入いたします。

2.発売型式

KSX303(3.0PS)
KSX453(4.2PS)
KSX653(6.3PS)

3.主な特長

 1)優れた作業性

(1)分割車輪(2W型)
1輪・2輪の切り替えが工具レスで、タイヤの組み換えのみで簡単にできる、分割車輪を採用しています。傾斜地や狭いうね間作業は1輪で、うね立て・培土作業は安定した2輪でというように、作業条件によって使い分けることにより作業の幅が広がります。

(2)ロータリカバー前後スライド(KSX453、KSX653)
ロータリカバーを前後にスライドさせることができます。溝掘り作業時には、カバーを前にスライドすることで前方、特にエンジンへの土の飛散を防止します。中耕作業時は、カバーを地面と平行にすることできれいに作業できます。

2)取り扱いやすさ

 (1)セル仕様(G型)(KSX453、KSX653)
キースイッチを回すだけで、誰でも簡単にエンジンを始動することができます。

 (2)フィンガークラッチレバー
主クラッチ(走行およびロータリ)の入り切りはハンドルを握ったまま操作できます。KSX453、KSX653は約30㎜延長したので、より軽く主クラッチを操作できます。

3)安心安全の機能

(1)緊急停止ワイヤー(H仕様を除く)
バランスを崩した時などの緊急時に、このワイヤーを押すまたは引くことによって、簡単にクラッチを切ることができます。

(2)ワンタッチエンジン停止スイッチ(G型を除く)
ハンドル手元のスイッチを押すとエンジンが停止します。新型はその位置をハンドルに近づけたため、ハンドルから手を放さなくても、容易にスイッチを押すことができます。

4.発売時期

KSX303 2025年12月
KSX453 2025年10月
KSX653 2025年10月

5.商品情報
下記URLよりご覧ください。
https://products.iseki.co.jp/kouunki/kanri/kouu-ksx3/

6.希望小売価格(消費税込)

KSX303   280,500円
KSX453   315,700~363,000円
KSX653   346,500~397,100円円

KSX653 2W

全自動野菜移植機(スイートコーン、キャベツ兼用機) PVZ100

当社はこのたび、全自動野菜移植機PVZ100シリーズに新機能を織り込んだスイートコーンとキャベツ兼用機を発売いたします。

1.開発のねらい

野菜の大産地では若い後継者が多く、軽労化と効率を重視した経営を行っており、このような農家からは効率の良い全自動野菜移植機が求められています。また、キャベツ栽培以外にスイートコーン栽培にも力を入れる多角経営化も一部産地で見られます。今回、高能率でスイートコーンとキャベツの作業体系に適応した歩行型全自動野菜移植機PVZ100を投入します。

2.発売型式

PVZ100-90WL

3.主な特長

1)スイートコーンとキャベツの栽培体系に適応

(1)スイートコーンの栽培体系である1うね2条(条間35㎝前後)に往復2条で対応できるトレッドを採用しました。また、キャベツの1うね60㎝の栽培体系にもトレッドを調整することで適応可能です。

(2)苗抜取爪を1本から2本爪にすることでスイートコーン等の根巻きが少ない品種や、軟弱苗でもセルトレイから苗をきれいに抜き取ることが出来ます。

2)コンパクトで扱いやすく、全自動で効率良く植付

軽量な機体なので、傾斜地でも扱いやすく、作業者はセルトレイを機械にセットするだけで、全自動できれいに植え付けることができます。手植えや半自動タイプに比べ、高い作業効率で移植ができます。

3)高い操作性

(1)機体下降ストッパ
ほ場での休憩時等に機体下降を防止できる「機体下降ストッパ」を標準装備しました。機体最大リフト時に機体下降ストッパを「固定」にすることで機能します。スタンドが立てられないうねの途中で使用すると便利です。

(2)二次元コードで取扱説明書が参照可能
取扱説明書が参照可能な二次元コードを機体に貼り付けているため、スマートフォン等ですぐに確認することができます。

(3)フィンガークラッチレバー
ハンドルから手を離さず主クラッチの入切を操作できます。両手を離せない狭いほ場での旋回や移動時に安心して操作できます。

4)高い植付精度

(1)横開きホッパで苗適応性向上
植付部は横開きホッパの採用により苗抜けが良く、草丈の長い苗でも植付できます。

(2)泥付着の少ないアルミ製鎮圧輪
耐久性の高いアルミ製鎮圧輪を採用しました。回転部にベアリングを使用しており、鎮圧輪の回転がスムーズです。また、鎮圧輪スクレーパを針金に変更することで、石噛みにより鎮圧輪の回転がロックすることを防ぎます。

(3)水平リモート

機体の中心位置を手動で設定することができます。設定した位置から自動水平が作動するので、傾斜地でもうねの中心に植付が可能です。

4.発売時期

2025年12月

5.希望小売価格(消費税込) 

PVZ100-90WL  1,787,500円

PVZ100-90WL

乗用全自動野菜移植機 PVDR200

当社はこのたび、高能率で乗って楽に作業ができる乗用型全自動野菜移植機を発売いたします。

1.開発のねらい

PVDR200はキャベツ等の大規模栽培に適した乗用の高能率野菜移植機です。経営効率向上のため短時間で広い面積の作業を行いたいという要望に応え、植付速度向上や条間適応範囲向上を織り込み、高能率な移植作業を実現しています。

2.発売型式

PVDR200

3.主な特長

1)新機能

(1)植付最高速度0.55m/sで作業可能
高精度な植付けを保ちながらも、効率良く作業できます。歩行型全自動野菜移植機の約2倍の高能率作業でキレイに植付けができます。しかも乗用型なのでオペレーターの疲労も大幅に軽減されます。

(2)植付条間45~66㎝対応
今回、条間66㎝を追加し、従来寸法と合わせて6パターンで調整が可能になりました。条間範囲を広げることで適応条件を広げることが出来ます。

(3)連続作業で能率も向上
①予備苗台に左右片側6段×2か所、苗のせ台に4枚で最大16枚積載可能です。一度に多 くの苗を積めるため、トレイ補給の回数を減らすことができます。
②今回追加されたオプションの追加苗枠を装着することで、予備苗台左右片側6段×4か所、苗のせ台に4枚で最大28枚積載可能となり、効率の良い作業が行なえます。

2)らくらく操作

(1)速度固定機構
作業時にペダルを踏みこんで、設定した速度にレバー1つで固定できます。最適速度を維持できるため、作業時にペダルを踏み続ける必要がなく、疲れを低減できます。

(2)楽々ペダル変速
ペダルを踏めば動き、離せば止まるため、安心快適作業ができます。また、ペダルの踏み加減で変速できるため、両手でハンドルを握り前方を向いたままの安心作業が行なえます。

(3)速度設定機能
変速ペダルをいっぱいに踏み込んだときの最高速度の上限を3段階に設定できるため、作業に応じた速度が選択できます。

3)メンテナンス性向上

(1)苗取爪左右の位相調節機構
苗取爪の位相の調節が簡単にでき、チェーンを交換する頻度が少なくなるので、修理時間の短縮やランニングコストが低減できます。

(2)アルミ製覆土ローラ
覆土ローラには土離れが良く、耐久性に優れた「アルミ製ローラ」を採用しています。

4.発売時期

2025年12月

5.希望小売価格(消費税込)

PVDR200     3,680,600円
PVDR200-RS   3,704,800円

PVDR200

乗用モーア SXG216

当社はこのたび、欧州の景観整備市場で高い評価を得ている乗用モーア(芝・草刈り機)を国内市場向けに発売いたします。

1.開発のねらい

ゴルフ場や空港、高速道路、公園などの芝・草刈り作業において欠かすことのできない乗用モーアの需要は堅調に推移しております。今回、先に国内へ投入しているSXG327よりもコンパクトでシンプルな乗用モーアSXG216をラインアップに追加し、景観整備市場で販売拡大を図ってまいります。

2.発売型式

SXG216(13.6PS)

3.主な特長

1)高い基本性能と優れた操作性

(1)ディーゼルエンジン搭載
小型乗用モーアでありながら高耐久なディーゼルエンジンを搭載しています。最大出力は13.6PSを発揮し、粘り強い作業を実現します。

(2)HSTトランスミッション
搭載しているHSTトランスミッションは反応が早く、スムーズな走行が行えます。また、前後進の切り替えは2つのペダルにより素早く行えます。

(3)コンパクトな機体サイズ
本体とコレクタ(集草機)が一体となったスタイリッシュでコンパクトな機体サイズです。ショートホイールベースとショートオーバーハングで狭い場所でも取扱性に優れています。

(4)40インチモーアデッキ
刈幅は40インチ(1,016mm)のセンター排出方式を採用しています。ブレードのオーバーラップ量が大きく、刈り残しの無い作業を実現します。

(5)320Lローダンプ式コレクタ
320Lの大容量コンテナを搭載し、連続作業性に優れています。ローダンプ排出時の地上高が高いため、容易に排出作業が可能です。コンテナの開閉は電動式シリンダを採用していますので満杯時のコンテナでも容易に開閉可能です。

2)安全性・メンテナンス

(1)シートスイッチ
作業者が離席するとエンジンが停止する離席検知機能を装備しています。

(2)ロプス&シートベルト
ロプスとシートベルトを標準装備しております。
合わせてシートベルトリマインダー機能で着用を促します。

(3)ハンドグリップ
乗り降り時に便利なハンドグリップを機体側方に装備しています。

(4)洗浄用コネクタ
洗浄用コネクタにホースを繋ぎ、モーアデッキ内を洗浄することができます。

4.発売時期

2026年4月

5.商品情報
下記URLよりご覧ください。
https://products.iseki.co.jp/mower/sxg216/

6.希望小売価格(消費税込)

SXG2167 4RSA2S オープン価格

SXG2167 4RSA2S

海外向け 欧州向け乗用モーア SXG216-7

当社はこのたび、欧州向け集草専用乗用モーアSXG216のモデルチェンジを行います。

1.開発のねらい

公園や住宅地など緑地での草刈りを中心とした欧州景観整備市場において、SXG2シリーズは、その高い基本性能と快適な仕様から、エントリーモデルとしてプライベートからセミプロユーザー層を中心に好評を頂いています。今回、環境・安全意識の高い欧州に合わせた変更を行います。さらに居住性・操作性と幅広い適応力に加え、より安心・安全で快適な作業を実現します。

2.発売型式

本機:SXG216-7
モーア:SCMA40-SXG2(センター排出)
コレクタ:SBC402×7(集草)

3.主な特長

作業方向を選ばない2ブレードセンター集草方式と、重負荷条件でも連続対応可能な性能に加え、最高速(11㎞/h)により早く効率的な刈込ができます。登坂力にも優れ、傾斜地での作業性能を発揮します。刈残しやこぼれの無い美しい仕上がりを実現し、仕上げ刈りが不要です。また前後進2ペダル方式で操作が分かりやすく、容易に扱えます。

4.主な変更点

1)高い環境性能

(1)HVO燃料対応
欧州で普及が進む再生可能ディーゼル燃料であるHVO燃料にも対応しましたので、環境にやさしい作業が可能になります。

2)快適な居住性・操作性

(1)ステアリングハンドルの操作性向上
操舵荷重低減ギアを採用し、よりスムーズな操作を実現しました。細かな作業や長時間の作業においても、快適性を維持します。

(2)後進草刈り可能スイッチ位置の最適化
スイッチの位置を見直し、操作性と安全性を向上させました。後進時の利便性がさらに高まります。

(3)スライド付きシート
スライド付きシートを搭載し、作業者が最適なポジションを容易に調整することが可能となりました。長時間作業でも疲労を軽減します。

(4)シートベルトリマインダー導入
シートベルト未装着時に、通知する機能を追加しました。標準装備のROPS(ロプス)と併せ、安全性を一層強化しています。

(5)左側ハンドグリップ
傾斜地でもより安心して作業を行っていただけるよう、左側にハンドグリップを付けました。

3)高い条件適応性(モーア)

(1)最低刈高さ変更
サッカー場などからの要望に応え、最低刈高さを従来の30㎜から25㎜へ変更しました。これにより、現地要望に沿った作業条件の選択が可能となりました。

5.発売時期

2026年3月

SXG216-7

海外向け 欧州向け乗用モーア SXGE2-7

当社はこのたび、環境意識が高く電動化の流れが進む欧州向けに限定販売している乗用モーア(電動)SXGE2のモデルチェンジを行います。

1.開発のねらい

2019年にEUより発表された「欧州グリーンディール」により、欧州では、持続可能な経済成長の実現と脱炭素の両立を目指し、2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにするため、景観整備機械においても電動化の流れが進んでいます。当社はこれまで、欧州景観整備市場にて電動モーアSXGE2の限定販売を進めてきましたが、今回、稼働時間の延長や騒音低減を取り込み、本格的な市場展開を図ってまいります。

2.発売型式

本機:SXGE2-7(電動)    コレクタ:SBC402×7(集草、ディーゼル共通)

モーア:SCMA40-SXG2(センター排出、ディーゼル共通)

3.主な特長

欧州景観整備市場で高い評価を得ているディーゼルエンジン仕様のSXG216(13.9馬力エンジン搭載)をベースに、リチウムイオンバッテリー(容量7.92kWh)を搭載した乗用モ-ア「SXGE2」を開発し、ゼロエミッション対応の電動製品として欧州市場へ投入しました。
電動化により、排出ガスゼロを実現するとともに、低騒音・低振動で快適な作業環境を提供します。さらに、高い集草性能で定評のある2ブレードセンター集草方式のモアデッキと320Lの大型コレクタを装備。家庭用コンセントで充電可能なため、取り扱いも容易です。

4.モデルチェンジによる変更点

1)充実した仕様装備

(1)連続作業時間の延長
連続作業時間延長により長時間の稼働を実現し、効率的でスムーズな作業を可能にします。

(2)走行音の低減
騒音を抑えたスムーズな走行を実現し、快適性をさらに高めます。

2)快適な居住性・操作性

(1)ステアリングハンドルの操作性向上
操舵荷重低減ギアを採用し、よりスムーズな操作を実現しました。細かな作業や長時間の作業においても、快適性を維持します。

(2)後進草刈り可能スイッチ位置の最適化
スイッチの位置を見直し、操作性と安全性を向上させました。後進時の利便性がさらに高まります。

(3)スライド付きシート
スライド付シートを搭載し、作業者がより最適なポジションを容易に調整することが可能となりました。長時間作業でも疲労を軽減します。

(4)左側ハンドグリップ
傾斜地でもより安心して作業を行っていただけるよう、左側にハンドグリップを付けました。

2)高い条件適応性(モーア)

(1)最低刈高さ変更
サッカー場などからの要望に応え、最低刈高さを従来の30㎜から25㎜へ変更しました。これにより、現地要望に沿った作業条件の選択が可能となりました。

4.発売時期

2026年3月

SXGE2-7

(参考)乗用管理機JKZ23CY用防除機オプション

当社はこのたび、乗用管理機JKZ23CYJKZ23CYにマップ連動防除とオートスライドブームに対応可能なオプション部品を販売いたします。

1.商品化のねらい

近年、様々なデータを活用した作物の生産効率を上げるシステムの認知が広まり、人工衛星やドローンのセンシングのデータを元に細やかな作業が実現できるスマート農機の需要が高まっています。当社は今回、JKZ23CY(キャビン)シリーズにマップ連動防除、オートスライドブームの機能が追加可能なオプションを設定しました。マップ連動防除は、全農との共同研究商品です。栽培管理支援システム“xarvio®FIELD MANAGER(ザルビオ®フィールドマネージャー)”(衛星画像とAI分析による最先端の栽培管理支援システム 以下ザルビオ)で作成したマップに連動し、散布が出来ます。それにより、生育に応じた適正な農薬量を散布するので、従来の均一散布に比べて農薬の使用量を低減できる効果が見込めます。また、マップ連動防除は、みどり投資促進税制の適用対象機に申請予定です。本オプションは、マップ連動防除以外に当社開発のオートスライドブームにも使用できます。オートスライドブームは、既に散布した領域を判定して散布漏れや無駄な散布の重複が無いようにスライドブームを自動伸縮制御させます。また農薬散布マップを読込むことで圃場区画に対しても自動伸縮制御が行えます。

2.発売型式

マップ連動防除&オートスライドブームセット(JKZ23CY用)

3.主な特長

1)マップ連動防除とは

ザルビオで生育ゾーン別の農薬散布マップを作成し、タブレットに読み込み、乗用管理機と通信することで、生育に合わせたマップ連動散布ができます。散布作業前に設定しておけば、標準の乗用管理機JKZ23の防除作業と同じ要領で操作するだけで簡単にマップ連動防除が可能です。

ザルビオでの設定方法(散布作業前)
(1)ザルビオ上での設定
圃場別に衛星画像からの作物の繁茂量に応じた5段階のゾーンを生成させます。次に、使用農薬から希釈倍率とゾーン別(ゾーン1の散布量を入力)の散布量を入力します。

(2)乗用管理機での設定
作業・機械管理システム“ISEKIアグリサポートとリードアイ”(android専用アプリケーション、以下、アグリサポート)からマップデータを読み込み、アグリサポート端末(タブレット等)とJKZ23CYとBluetoothを通信させた状態でマップ連動作業を行うと、本機位置での生育ゾーン別に自動で可変防除作業を行うことが出来ます。

■散布作業前の設定方法

2)オートスライドブームとは

(1)既に散布した領域への制御
既に散布した領域を判定して散布漏れや無駄な散布のかけ合わせが無いようにスライドブームを自動伸縮制御します(かけ合わせ約30㎝)。

(2)圃場区画への制御
ザルビオマップを読込むことで圃場区画に対しても自動伸縮制御が行えます(約30㎝)。

■オートスライドブームの制御イメージ

3)必要機材

4.発売予定時期

   2026年2月

5.希望小売価格(消費税込)

 価格未定

「xarvio®FIELD MANAGER(ザルビオ®フィールドマネージャー)」はBASFデジタルファーミング社・BASFジャパン株式会社とJA全農が提供する栽培管理支援システムです。