お知らせ

製品情報 2023年06月09日

AI を活用した栽培管理システム「xarvio®FIELD MANAGER(ザルビオ®フィールドマネージャー)」に連携した農業機械を発表

井関農機は全国農業協同組合連合会(以下、JA 全農)の推奨するAI を活用した栽培管理システム「xarvio®FIELD MANAGER(以下、ザルビオ®フィールドマネージャー)」の施肥マップに対応した田植機及びトラクタを発表しましたので、お知らせいたします。

■マップデータ連動可変施肥田植機PRJ8-FS

■トラクタBFシリーズ(Z型)

商品化のねらい

 近年、様々なデータを活用した作物の生産効率をあげるシステムの認知が広まり、人工衛星やドローンによるセンシングデータをもとに細やかな施肥を実現できるスマート施肥の需要が高まっています。また、可変施肥技術は、政府が食料・農林水産業の生産性向上と持続性の両立を目的に策定した「みどりの食料システム戦略」に掲げる化学肥料使用量の30%低減(2050 年目標)に資するとともに、無駄がない効果的な施肥を実現し、昨今の農業資材価格の高騰に対しても重要性が高まっています。
 今回発表した「マップデータ連動可変施肥田植機PRJ8-FS」「トラクタBF シリーズ(Z 型)」は、ザルビオ®フィールドマネージャーが生成した施肥マップを取り込み、ほ場内で施肥量を変化させ、適正施肥を行うことができます。これにより、生育ムラやバラツキを軽減することができ、ムダな肥料コストの抑制、品質の安定化等が期待できます。

<マップデータ連動可変施肥について>

田植機PRJ8-FS

・マップ連動可変施肥とは:ザルビオ®フィールドマネージャーが生成したデータに基づいて作成された施肥マップをもとに同じほ場内で場所毎に施肥量を変えることができます。
・マップ連動可変施肥の設定:「施肥マップデータ」を作業・機械管理システム“ISEKIアグリサポート”から読み込み、アグリサポート端末(タブレット等)と田植機をbluetooth 通信させた状態で田植え作業を行うと自動で可変施肥作業が行われます。

トラクタBF シリーズ

・専用作業機を使用することでマップ連動可変施肥作業が行えます。

※詳細については下記をご参照ください
田植機PRJ8-FS https://products.iseki.co.jp/cms/upload/pdf/catalog/PRJ8FS_2023.6.pdf
トラクタBFシリーズ https://products.iseki.co.jp/tractor/bfrex/

「xarvio®FIELD MANAGER(以下、ザルビオ®フィールドマネージャー)について

ザルビオ®フィールドマネージャーは、JA 全農が推奨するAI を活用した栽培管理システムです。各ほ場の土壌や作物の品種特性、気象情報、人工衛星からの画像等をAI が解析し、作物の生育や病害・雑草の発生を予測、最適な防除時期や収穫時期等を提案します。いつ、どのような作業が必要かをほ場ごとに把握できるため、効率的な栽培管理計画を作ることが可能になります。

井関グループは夢ある農業と美しい景観を支え、持続可能な「食と農と大地」の未来を創造していきます。