井関農機株式会社

スマート農業

Amoniを活用した栽培のご提案

Amoniについて

最近は平年より高温になることが多く、生育の進みが早まっています。施肥や防除のように実施時期の良否が収量に関わってくる作業は、例年の作業時期とその年の気象条件など様々な要素を考慮して、栽培計画に落とし込む必要があります。

井関農機派生サイトAmoniでは「気温データ」を用いた水稲生育予測、積算温度予測ができるページを設けています。Amoniを活用することで栽培の計画作成がスムーズになります。詳細につきましてはAmoniの解説記事をご覧ください

「営農ソリューション・ポータルサイト Amoni 水稲生育予測の活用解説」https://amoni.iseki.co.jp/

水稲生育予測

田植日を入力し幼穂形成期、出穂期、成熟期を予測することができます。各生育ステージを把握することで、追肥や水管理、防除計画の作成に役立ちます。

※水稲生育予測は(株)ビジョンテックが提供するサービス 「 生育予測情報 WebAPI 」 を利用しています 。「 生育予測情報 WebAPI 」は(株)ビジョンテックと農研機構が共同研究開発した生育予測情報サービスです。

積算温度予測

起算日から目標の積算温度に達する月日を予測することができます。積算温度は生育ステージ把握や収穫時期、病害虫の発生目安として利用されています。

※積算温度予測には(株)ビジョンテックが提供するサービス「積算温度API」を利用しています 。「積算温度API」は、農研機構の許諾を得て 「LBWメッシュ農業気象データ」を開発・提供する気象会社(株)ライフビジネスウェザー監修の元提供するサービスです 。

水稲栽培で生育予測を活用

栽培管理の目安

イネは幼穂形成期から出穂期にかけて水の要求量が増えます。この時期に湛水や間断かん水をすることで、イネの同化作用を促進し穂の充実を図ります。また、穂が実る前のこの時期に畦畔部の除草作業を行い、病害虫の発生予防に努める必要があります。

Amoniの水稲生育予測は日々の作業と並行しながら、手軽に生育ステージを確認することができます。例年値との作業時期のずれ感を補完し適期・適量の作業を考える時、検索が簡便で速報的な情報源として営農を手助けするツールです。

中干期間の延長

メタンは温室効果ガスであり、水田から発生します。「中干期間の延長」は水田からのメタンの排出量削減に有効とされ、温室効果ガス削減を目指すJ-クレジット制度の取組の一例として紹介されています。

一方で、中干が長すぎると生育・収量への影響が懸念されます。生育面とのバランスを考えると、幼穂形成期前には中干を終えて湛水することが望ましいです。

Amoniの水稲生育予測で幼穂形成期を簡便に知ることができるので、水管理への不安を軽減することができます。

追肥の目安

水稲栽培では最近夏場の高温が続き、肥料分の溶出パターンが変化し、生育に応じて追肥を行う場合があります。追肥は実施時期が重要で、不適切な時期の施用では施用効果が低減することもあります。肥料の価格高騰が続いていることを考えると、限られた資材で最大限の効果を得る重要性が増しています。

幼穂は出穂するまでの1カ月間で約20㎝伸びるため、追肥適期を逃さないよう注意する必要があります。Amoni水稲生育予測では田植日を入力すると幼穂形成期、出穂期、成熟期を予測することができ、簡便に追肥時期の目安を知ることができます。

畑作物等で積算温度予測を活用

栽培ステージの把握

作物は気温に反応して、生育が進みます。この性質を利用し積算温度と生育ステージを結び付け、栽培の目安となっています。

例を挙げると、かんしょでは収穫が早すぎると食味低下、収穫が遅すぎると外観品質が低下するとされ、積算温度2200~2500℃が収穫適期とされています。このように積算温度は、収穫物の品質を担保するためや、かんしょのように地中で生育し、掘り起こさないと分からない作物の状態を知るための指標として利用されています。

気温は気象庁HPで公開されていますが、平年値を拾い積算値を知るには慣れないと少し煩雑と感じるかもしれません。Amoniの積算温度予測では起算日と目標積算温度を入力するだけで到達日が出力されるため、積算温度の到達日を知るためには非常に簡便なツールです。

防除の見通しを立てる

気候変動問題に対する緩和・対応策として、有機農業や環境に配慮した防除体系である総合的病害虫雑草管理(IPM)の普及にむけた取組みがなされています。

※総合的病害虫雑草管理(IPM)・・・農作物の病害虫や雑草に対して様々な技術(耕種的防除、物理的防除、生物的防除、化学的防除)を組み合わせ、防除コストを適切なレベルに保ちつつ人や環境へのリスクを軽減または最小限に抑えた栽培管理のこと。

IPMでは、防除対象である虫類の生態を理解し適切な時期、量で農薬を散布することが重要です。病害虫の発生は気象条件など様々な要因が結びついており、普及所等が定期的に発生予察を発信しています。

一方で栽培現場では日々状況を確認し防除時期を決定しています。気温データは病害虫の発生と密接に関係しており、積算予測を使って速報的におおよその防除計画を練ることで、いわゆる「データに基づいた」適切な防除法を生産者が考える、計画する際の手助けになります。また、過剰な農薬を避けることが環境に配慮した経営につながります。

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