夢総研だより


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野菜・花卉

秋田県で行われた実証試験でキク移植機大活躍!

井関農機は、野菜だけでなく、花き栽培の機械化にも取り組んでいます。
この度、当社グループが、スマート農業技術の開発・実証プロジェクト(スマ農実証PJ)「先端技術の導入による計画的安定出荷に対応した露地小ギク大規模生産体系の実証」に参画しましたので、結果報告をいたします。

スマ農実証PJの概要

○実証内容
 大規模花き経営(露地小ギク)における需要期安定出荷と効率生産体系の確立を狙いとしたスマート農業実証に取り組み、
 省力効果および経営コストへの影響について明らかにする。

○目標
 ●電照導入による小ギクの需要期出荷率9割達成
 ●露地小ギクの作業労働時間3割削減

このプロジェクトにて、当社グループは、キク移植に対応させた半自動乗用野菜移植機とトラクタの自動操舵装置による作業省力化の検証を行いました。
実証は男鹿・潟上地区園芸メガ団地(秋田県男鹿市)にて行われました。

 

半自動乗用移植機の実証内容及び結果

半自動乗用野菜移植機をキク移植に対応できるよう改造し、作業性評価が行われました。

 ○半自動乗用野菜移植機の改造項目
  キクは一般的に野菜より狭い株間(8~15㎝)で植えるため、
  従来の野菜移植機より株間を狭く(従来は18㎝以上だったところ、8~12㎝に変更)できるように改造。
  
 ○実証方法
  作業時間を移植機と手植えで比較。
  ※10a当たりの作業時間を作業人数で割った値で比較。

  ●移植機の作業人数内訳
   ・2人で苗供給(運転者1名+作業者1名)
   ・補助作業者0.5人でセルトレイの片付け、潅水用の水補給
   (補助作業者は常時作業を伴わない為、0.5人としてカウント) 
    ※通常は1人作業ですが、実証農家より提案があり、苗供給者を増やした上記内訳で、作業を行いました。
     
 ○実証結果
  ●目標値:3割削減
  ●結果 :7割削減


手植えに比べ、大幅に省力化できることが実証されました。
また、実証栽培をしていただいた農家の方からも
「メガ団地の大区画ほ場での移植にあたって、移植機がないと成り立たないほど重要!」
と高評価をいただきました。



今回ご紹介した実証を機に、キク移植も対応可能な仕様を商品化しましたので、興味を待たれた方は、こちらの記事をご覧ください。
夢総研だより「キク移植機新登場!」

規模拡大や人手不足解にぜひ導入してみませんか!
詳しくはお近くのヰセキ販売店にお問い合わせください。

自動直進機能付きうね内部分施用機の実証内容及び結果

 ○実証内容 
  トラクタの自動操舵装置による、うね立て作業省力化の効果実証

 ○実証方法
  うね立て成形作業機による10a当たりの、うね立て作業時間の比較
  ※なお、慣行はうね間の精度を上げる為、作業走行の目印をつける作業を実施
  (自動操舵装置は、直進操舵と旋回時のうね間調整が自動化されるため未実施)

 ○比較機
  ●実証機改(自動操舵)
    トラクタ:RTS23QCY(当社RTSトラクタ) 
  自動操舵装置:X25((株)TOPCON) 
     作業機:うね立て成形同時マルチ(施肥機付き)

  ●慣行   
   トラクタ:自動操舵装置無しの一般トラクタ 
    作業機:うね立て成形同時マルチ(施肥機付き)

 ○実証結果
  ●目標値:3割削減
  ●結果:4~5割削減

自動操舵装置を導入すると、目印をつける作業が不要となる為、準備作業が大幅に短縮された結果、畝立て作業全体では、4~5割の時間削減となりました。
また、栽培実証をしていただいた農家の方からも、
「本機を用いての作業はすごく楽。精度は上手な人と同等だが、それにかかる集中力や体の負担はかなり軽減される。」
「直進は機械でフォローされるため、経験の浅い人でも取り組みやすいと思う。」
と、高評価をいただきました。

 
「X25」はオプションの自動操舵装置ですが、自動直進機能内蔵の「RTSオペレスタトラクタ」もラインナップしておりますので、気になる方はこちらの記事をご覧ください。 
夢総研だより「誰が乗っても同じまっすぐに。直進アシストトラクタ・RTSオペレスタ」



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