夢総研だより


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水田利活用

微生物資材「納豆菌の力」の効果!

皆さん、納豆菌って知っていますか?
そう、私たちが良く食べている納豆を作る微生物です。
実は納豆菌の仲間は、土壌環境を整えてくれるんです。

今回紹介するのは、「納豆菌の力」という微生物資材です。
 ①納豆菌の力って何?
 ②使い方
 ③実証事例(タマネギ・水稲)

「納豆菌の力」って?

「納豆菌の力」は、土壌微生物のバランスを短期間で整え、作物を育てやすい土へと改善する、微生物土壌活性材です。
 良い土壌は化学性・物理性・生物性のバランスが重要です。土の中には多くの微生物が生息しています。農薬や化学肥料ばかりを連用すると土壌微生物のバランスが崩れた土壌となります。近年、多発している異常気象などの環境変化に対応でき、品質の良い作物を育てるために、土壌微生物の改善が再認識されています。生物性の改善には有機物の投入を長期にわたり行う方法が一般的で、効果が出るのに時間がかかりますが、「納豆菌の力」を使えば、短期間で土壌微生物のバランスを整えてくれます。
 納豆菌は枯草菌と呼ばれる細菌の一種です。土壌中に生息する菌の中でも最初に有機物の分解に働く菌で、食物連鎖ピラミッドの底辺にあたります。「納豆菌の力」は、枯草菌を数種類ブレンドしたものです。納豆菌の力の施用で、ワラなどの大きな有機物を最初に分解してくれる菌が増え、全体の微生物が増加し、良質な土作りに貢献します。
 有機物の分解が促進されることから作物に必要な栄養分が補給されます。また、「納豆菌の力」に含まれている枯草菌が発根促進物質を供給するため、根はりが良くなる環境を作り出します。さらに、土壌微生物の種類や数の増加によって拮抗作用が働き、病原菌が働きにくい環境に変化させてくれるのです。

どうやって使うの?

 「納豆菌の力」には1mlに、10億個もの菌が含まれています。
この菌を圃場全体に広めるため、野菜栽培では10a、水稲では1haにボトル1本(500ml)入るように散布します!

<使用方法>
●水稲(1haに500ml)
 苗散布     移植1週間前~当日に、1ha分の使用する苗に希釈して散布(かん水する水に混ぜてください)
 田植え同時散布 滴下マン(液剤散布機)で10倍希釈液を500ml/10aで散布

●野菜(10aに500ml)
 苗散布   移植1週間前~当日に、10a分の苗に希釈して散布
 土壌散布  播種後や移植後に土壌散布
 移植機散布 移植機のかん水装置で散布
 

ISEKIスマートファームでの事例

 苗に希釈した液を測り取ってジョウロで水をやるのはちょっと大変!
そういう方のために、手軽に散布できる方法についてISEKIスマートファームで実証試験を行っています。


【水稲での事例】
 「ヰセキの田植機と液剤散布装置の「滴下マン」を使えば、移植同時で散布することが可能です。
 2020年5月11日に田植え同時に液剤散布機「滴下マン」で「納豆菌の力」を同時散布し、水稲を栽培しています。

植付けて一か月後に抜取り調査をしてみると、納豆菌の力で下記の効果が見られました!
 ①根張りが良くなった!
 ②一本当たりの分げつ数が増える傾向が見られた!
【タマネギでの事例】
 ヰセキの野菜移植機のかん水装置を使えば、移植同時で散布することが可能です。2019年11月22日に野菜移植機で「納豆菌の力」を同時散布し、タマネギを栽培しました。

「納豆菌の力」を使用した効果として下記のような結果が得られました。
 ①球の肥大促進で収量が増加した!
 ②生育過程において、べト病等の病気にかかりにく健全に生育した!

 色々な作物で結果が出ています!
来年の水稲栽培や、これからの作物に納豆菌の力をぜひ使ってみてください。



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