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井関農機は創業から農業機械による省力化作業に一貫して取組んでまいりました。その機械とともに昭和の歴史を訪ねるコーナーです。

創業者の紹介

当社は大正15年8月「井関農具商会」として愛媛県松山市新玉町に創業いたしました。創業者は「井関邦三郎」、三間村の生まれの若き青年でした。現在創業以来80年の年輪を重ね、農業機械の歴史に貢献しその業をたたえ「井関邦三郎記念館」が設立されています。事業内容は「全自動籾摺り機」の生産と販売で販売権の拡大と同時に次々に機械も改良が重ねられ、順調に販売台数ものび秋の最盛期には生産が間に合いませんでした。
 
創業者 井関邦三郎
(小磯良平画)
全自動籾摺り機C型
   
農業機械近代化の進展とともに

トラクタの開発生産

昭和30年代、農業の生産性を向上させるため政府は「大型機械化体系」の導入を指導しておりました。その情勢の中ポルシェディーゼル社のトラクタとの販売提携で得た技術を生かし、水田作業に適したロータリ作業を主体においたトラクタTB型を開発いたしました。さらにこれを大型化したTB20型は4サイクルディーゼルエンジン(20馬力)を搭載した中型トラクタで、同機は当時国産トラクタとしては抜群の性能を備えたトラクタとして高い評判を得ました。

ワンボディー型耕うん機
カタログ(昭和34年)
TB20型トラクタ(昭和40年代)

稲作機械化一貫体系の確立
■ 自脱型コンバインの開発                       
昭和41年9月、当社は世界にも例のない自脱型コンバインHD50型、歩行型コンバインを完成させました。これを契機にわが国から普通型コンバインが姿を消すとともに、業界各社では自脱型コンバインの開発が盛んになり40年代のうちに性能の向上と機種の多様化が進みました。
HD50型コンバイン(昭和42年)
RS25型バインダ(昭和44年)
■ 2輪後傾苗タンク式田植機「さなえ」の誕生                   
昭和46年度から発売した2輪後傾タンク式の田植機「さなえ」は発売当初から人気を集めました。宣伝においてもテレビを中心に歌手の桜田淳子を起用したコマーシャルで積極展開し、新型の田植機と愛称のさなえと明るいテーマソングとが、ういういしく爽やかなハーモニーを作り出し農村の隅々まで浸透しました。
PF20型田植機(昭和46年)
桜田淳子を起用したテレビコマーシャル
 
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