疎植栽培をご存知ですか?
 
稲作に携わる方なら、少なくとも「名前だけは聞いたことがある」と答える人がほとんどではないでしょうか。今回、私たちがご紹介しようとしている疎植栽培とは、坪当たりの植え付け株数を50株以下にして育てる栽培方法です。今までと同じように田植えをして、肥料を蒔いて、水管理をして、収穫する。特別なノウハウが必要なわけでもなく、従来とまったく異なる稲づくりでもありません。ヰセキが提案する疎植栽培は、農家の皆様の低コスト・省力化に貢献し、様々なメリットをもたらす栽培方法です。
 
● 疎(まば)らな植付株数でひろ〜〜〜〜く植えて育てる
疎植栽培とはこのように植付株数を従来よりも疎らにして、株の間を広く植えて育てる栽培方法です。この疎植栽培の特長は、株と株との間が広いことによって稲の受光態勢と風通しが良くなり、隣同士て葉茎がふれあわないため、稲が力強く育つことです。稲の本来持っている生命力が丈夫な太い茎を作り、大きな穂を育てるのです。このように自然の力に委ねる栽培方法は、人間の手で生育をコントロールしようとする栽培方法よりも丈夫な作物を作ります。
●「37株」という訳は‥
上記のように縦横30cm×30cm角で栽培すると一坪当たり37株の株数になります。
等間隔で植付ができ苗にとって最も理想的な栽培方法のひとつです。
 
 
 疎植田植で育苗・田植作業の労力・コストを軽減
 疎植栽培は収量・食味が安定
 
■メリットの詳細
  1.育苗の労働力とコストを軽減できる
    苗箱が10a当たり10枚程度削減できる!(上記の場合)
育苗ハウスの面積が半分で済む。
培土および種籾のコストを半減できる。
(苗を購入する場合は)苗代金を半減できる。
育苗管理費(水やり、苗運搬等)が大幅に削減できる。
  2.田植えの時間を短縮できる
    苗の充てんが半減し、10a当たりの作業能率がアップ!
    10a当たりの苗箱が少ないため苗充填回数が半減する。
    苗の運搬の省力化とコスト軽減を図ることができる。
  3.品質向上と増収
    開帳型分けつの太い茎に育ち、無効分けつが少ない!
    太い茎は枝梗数を増やすため、増収につながる。
    太い茎は倒伏防止につながる。
    太い維管束が大きな穂を育て、増収につながる。
    疎植は受光態勢が良いためデンプン生産が旺盛になり、千粒重が重くなる。
    整粒歩合が良く食味が向上する。

 栽培例
               
疎植栽培の稲の生長




育苗時・田植時の労力は大幅に軽減される。

田植直後には疎(まば)らで心もとなかった苗。
30日後 にはこの通り、見違えるようにのびのびと育っている。
太い茎、開帳型で力強い株、これが疎植の稲。
疎植ならではの大きな穂を付けている。
 
詳細内容 こちらをご覧下さい。(PDF187KB)

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